2014年3月、人気ブロガー・岡本知明氏との対談より。

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岡本:小説を書き始めた理由をお聞かせください。

もともと小説を書きたいという願望は持ちつづけていましたし、友人には毎年のように今年は書くぞ、と言いつづけていました。ただ、書いたものが実際に本になるかどうかも分からないのに書く気にはなれず、この年齢になるまで書けずにきたわけです。(笑)

岡本:そこに電子書籍でのダイレクト出版に目をつけてというわけですか。

その通りです。書いたものがすぐに電子書籍として発売できるのなら、書いてみようと思ったわけです。2013年の暮れにその話を友人にしたところ、どうせやるならシリーズものの小説を毎月のように出してみてはどうでしょう、たぶん、誰もやっていませんよ、というアイデアをくれました。買ってくれる人がどれだけいるか分かりませんが、面白そうなのでしばらくやってみようと思った次第です。

岡本:でもまた、なぜ小説なのですか?

私はビジネス書も何冊か書いていますが、現代の経営者やビジネスピープルには、ノウハウよりも生きざまの手本が求められていると思っています。しかもその手本は、昭和に求められた偉大なヒーロー・ヒロインではなく、等身大のヒーロー・ヒロインです。
どこにでもいるし、酒を一緒に飲んでいてもその人がそうとは気づかないくらいに外見は平凡です。
しかし、その人がここぞ!という時に見せた集中力や決断力、実行力、勇気はごく一部の人しか知らない。知るはずがない、なぜなら本人もそれを忘れてしまっている。私はそこの部分を切り取ってお伝えしたい。それには小説の形式が一番良いでしょう。

岡本:主人公の人選はどのようにされているのですか?

「企業家列伝シリーズ」はすべて実在するモデルを小説にしたものです。モデルになっていただく方は、キラリと光るものがある人すべてが候補者です。私の執筆ノートには、勝手に何人かの執筆予定者リストがあります。でもそれに固執せず、縁を重視して取材のお願いをし書かせていただこうと思います。正直言って、書きたい人だらけですよ。(笑)

岡本:執筆で心がけておられることは?

デビュー作の『ウオダイ物語』を書き始めたときは、取材メモに忠実になろうとし過ぎて主人公の人生のあらすじを書いてしまっていることに気づきました。あわてて原稿を最初から書き直しましたが、それでもその傾向が残っています。
二作目の『アジアの小太陽』からは、取材メモを頭にたたき込んだら三日間それを寝かせて、私の一番書きたいところから書き始めました。それがあの華僑の大物との出会いシーンなのです。そこを書いていたら、勝手に物語が動きはじめました。取材メモは記憶を確認する程度でしか見ませんでした。

岡本:主人公への取材はどのようにされるのですか?

ある程度の交流がすでにある方であれば、3〜4時間の取材を1〜2回行えば一冊書けます。当面はそうした方が優先されると思います。また、自分を取材してほしい、という方は遠慮なく名乗り出てほしいとも思っています。

岡本:当面は「企業家列伝シリーズ」一本でいかれるのですか?

いいえ、別のシリーズも用意しています。
実はロボットが登場するので、ジャンルでいえばSFになるのかもしれませんが、私のなかでは「企業列伝シリーズ」同様に人の生きざまに焦点を当てたものになるはずです。

岡本:いずれにしろ短編小説にこだわるのですね?

しばらくの間はそうします。忙しい現代人がスマートフォンやタブレットをつかって移動中や休憩時間などをつかって1〜2時間で読破できるような小説にしたい。サクサク読めて一服の清涼剤のような味わいがあり、読み返せるような作品にしたい。それには短編が良いし、短編をコンスタントに発刊していこうというスタンスでいます。

岡本:一冊を書き上げるのにどれくらいかかるのですか?

一週間を目安にしています。取材を1〜2日で終えてその後一週間で書き上げる。私の小説では、一冊の文字数は30,000〜40,000文字を目安にしています。
『ウオダイ物語』が33,000文字、『アジアの小太陽』(上)が34,000文字、『アジアの小太陽』(下)が38,000文字です。従って一日平均6,000〜7,000文字(原稿用紙で15枚〜18枚)を自分に課しています。

岡本:一冊の本を電子出版するための時間、費用?

電子出版ですから、原稿さえ書き上げれば、KDPサイトにアップするだけのことですから数分で済みます。しかも費用は無料です。
ただ、最初は不慣れなので、KDPへの原稿アップに丸一日費やしてしまいました。ワードで作った原稿のルビが認識されず、気の遠くなるような作業を延延とやったものです。

岡本:武澤さんはいつ、どんな環境で書いているのですか?

MacBookで書いています。場所はどこでも書けるわけですが、けじめをつけるためにオフィスに出社し、執筆にとりかかるようにしています。

岡本:武澤さんがあこがれる作家はどなた?

好んでよく読む作家は何人かいますが、あこがれる作家はいません。

岡本:小説家としての夢は?

「1,000人の企業家を小説に」。それが私の夢というか、モットーです。
まずは現実目標として毎月一冊のペースで発刊し続けること。やがて徐々にペースを上げていくかもしれません。

岡本:これからのご活躍を期待しています。ありがとうございました。

こちらこそ。応援よろしくお願いします。

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